あなたの大切なものを、守りたい。
その想いに応える、守りの神

家族の健康、子どもの成長、仕事の成功、日々の平穏——
私たちは皆、それぞれに「守りたい」ものを抱いて生きています。
藤基神社は、そうした願いに寄り添う「守りの神」として、
この地に静かに鎮まり、今も変わらず人々を見守っています。

“守りの神”と称えられる３つの理由

１. 忠義の守り
　 ― 御祭神・内藤信成ないとうのぶなり公

徳川家最大の敗戦とされる三方ヶ原の戦いでは、
追撃する武田軍を防ぐため戦地に残り、
家康公を無事に退却させ、命を守りました。

関ヶ原の戦いでは、
「敵を攻めることも、城を守ることも功（手柄）は同じ」と
家康公から直接、城の防衛を託されたと伝わります。

家康公の弟として、生涯をかけて天下人を守り、
「守りの要」として絶大な信頼を受けた内藤信成公。

その忠義の心は、今も「人や家族を守る力」として、
多くの人に敬われています。

画：楊洲周延「味方ヶ原合戦之図」
（藤基神社蔵）

２. 祈りの守り ― 創建の由緒

藤基神社は、「家族を守りたい」という強い祈りから生まれました。

江戸時代、“我が子を守ってほしい”という願いのもと、
譜代大名・内藤家の氏神として創建され、
やがてこの村上の地へと遷座しました。

以来、内藤家、そして村上のまちと人々を見守る守護の社として、
「家庭や子ども、人の一生を守る神」として信仰されてきました。

創建の願いは時を越え、今も変わらず、静かにこの地にたたずんでいます。

３. 地の守り ― 村上城と鬼門封じ

藤基神社が鎮まるこの地は、
かつての村上城主居館の**裏鬼門（南西）**にあたります。

古くから鬼門は、災いや不運が入りやすい方角とされ、
神社はその“結界”として祀られてきました。

城と人々の暮らしを見守り続けてきたこの場所は、
今もなお、まちの静かな守りとして息づいています。

移りゆく時代の中でも、藤基神社は変わらず、
この地を鎮め、訪れる人々を包み込んでいます。

画：「村上城城門絵図」村上郷土物産研究会
（村上市郷土資料館蔵）

結びに

藤基神社が「守りの神」と呼ばれるようになったのは、

理由①

忠義の守り－主君を命がけで守った御祭神

理由②

祈りの守り－「家族を守りたい」という祈りにより生まれた神社

理由③

地の守り－城を守りまちを守る鬼門封じの社殿

これらの由来が必然的に重なり、
藤基神社は“守りの神”として崇敬を集めてきました。

また、文化財としての社殿や境内の佇まいも、
その魅力をいっそう深めています。

歴史と祈りが折り重なるこの場所には、
時代を超えて人々が寄せてきた「大切なものを守りたい」という願いが息づいています。

藤基神社は、
家庭の安寧や子どもの健やかな成長、
人生の節目の平穏を祈る方々に、今も変わらず寄り添い、
御加護を授けてくださる神さまです。

もし、
あなたにも「守りたいもの」があるなら――
どうぞ藤基神社にお参りください。
静かな社の中で、“守りの神”の御神徳をお受けください。

守りの力をいただきながら、
これからも多くの方々にとって、心の拠り所となってまいります。