社殿・彫刻

 

社殿について

社殿(正面)

社殿は正面に唐門を設け、周りに源氏塀を回し、拝殿と本殿が石の間という渡り廊下により繋がれている権現造(ごんげんづくり)の様式になっています。この神社建築様式は徳川家康侯をお祀りしている日光東照宮と同じ造りです。

権現造りの社殿(横)

 

また、総欅(けやき)造りによる社殿には、村上が生んだ名工・有磯周斎が「籠(かご)彫り」と呼ばれる技法を用いて、8年もの歳月を費やした彫刻が数多く残されており、現在では、村上市の重要文化財に指定されています。

 

源氏塀と唐門

 

藤基神社の周囲を囲む源氏塀は真四角に本殿を囲み頑なに神域を守っています。腰長押(こしなげし)は繋ぎ目のない一本の木を使っており、昔の贅沢な造りに驚かされます。

彫刻について

一本の木を立体的彫る籠(かご)彫り

 

この社殿は総欅造りで、一本の木を立体的に彫っていく「籠彫り」という彫刻技術を用いています。村上の名工・有磯周斎や弟の稲垣亦八をはじめとする村上町中の工匠たちがその技の粋を結集させて、8年もの歳月をかけて建立しました。

 

本殿(奥の院)の彫刻

本殿の高欄回りに斗栱(組み物)を用い、正面に張り出した参拝所の向拝に龍と波を彫刻し、その裏側と反りをもったはり(虹梁・こうりょう)に梅と鳩、牡丹や内藤家の表紋の藤花の透かし彫り、拝殿の扉には下がり藤のご紋、本殿には松と鷹、梁の上の蛙股などの彫りの見事な技が随所に見られます。

 

松と鷹

 

横に長い扁額(へんがく)には内藤家の裏紋の軍扇を、拝殿の釘かくしには内藤家の印「変わり卍」が打たれています。また、正門の石垣はお城山の石垣と同じ柏尾の石が使われております。